目のかゆみを抑える薬

その仕組みを、薬剤師がやさしく解説します。

目がかゆい。
こすっても、またすぐムズムズする。

「どうしてこんなにかゆくなるの?」
そう感じたことはありませんか?

目のかゆみを抑える薬の仕組みを、できるだけ分かりやすく説明します。


目がかゆくなるのはなぜ?

👩
「目がかゆくて、ついこすってしまうんです…」
「こすったあとも、すぐにまたムズムズして。」

🦉
「それはつらいですね。」

「実はその目のかゆみの中心にいるのが“ヒスタミン”という物質なんです。」

👩
「じゃあヒスタミンって、悪者なんですか?」

🦉
「いいえ、本来は体を守るための物質です。」

👩
「守るため…?」

🦉
「はい。花粉などの異物が目に入ると、体は“外に出そう”とします。そのときにヒスタミンが放出されるんです。」

👩
「なるほど。体にとっては必要な反応なんですね!でも、なんで痒くなるんですか?」

🦉

「ヒスタミンには“かゆみのスイッチ”を押す働きもあります。」

「ヒスタミンが出すぎると、そのスイッチが何度も押されてしまうんです。」

👩
「それでこんなにかゆくなるんですね…」


かゆみのスイッチを止める薬とは?

👩
「痒みのスイッチは薬でどうにかなりませんか?」

🦉
「安心してください。」

「ヒスタミンがスイッチに触れられないようにする薬があります。」

👩
「ヒスタミン痒みのスイッチに触れられないと…」

🦉
「目の痒みが抑えられます。」

👩
「なるほど!これで一安心です。」

どんな症状に向いている?

✔ 目のかゆみが強い
✔ ムズムズ感が続く
✔ こすってしまうほどかゆい

※充血や強い痛みが主な症状の場合は、別タイプの薬が向いていることがあります。

▶ 充血に効く目薬の解説
(※内部リンク)


注意が必要な人

● 緑内障と診断されたことがある方

成分によっては症状に影響する可能性があります。

● コンタクトレンズ使用中の方

装着したまま使用できない商品があります。必ず確認してください。

● 妊娠中・授乳中の方

成分によっては使用を控える場合があります。

● 小児

年齢制限がある商品があります。対象年齢を確認してください。


主な成分

目のかゆみに使われる代表的な成分には、次のようなものがあります。

  • ケトチフェン
  • オロパタジン
  • アシタザノラスト
  • クロモグリク酸ナトリウム

※商品によって配合成分は異なります。

まとめ

✔ 目のかゆみはヒスタミンが“かゆみのスイッチ”を押すことで起こる
✔ ヒスタミンをブロックすると、かゆみが出にくくなる

目のかゆみに悩んでいる方にとって、頼りになる成分です。

⚖ 免責事項

本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、
特定の症状に対する診断・治療を行うものではありません。

症状や体質によって適した薬は異なります。
不安がある場合や症状が改善しない場合は、
医師・薬剤師にご相談ください。

医薬品の使用にあたっては、必ず添付文書およびパッケージの注意事項をご確認ください。

参考文献

  1. 日本アレルギー学会:花粉症の基礎知識
  2. 厚生労働省:花粉症対策について
  3. ロートアルガードs ロート製薬公式HP
  4. エージーアレルカット im 添付文書 第一三共ヘルスケア

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