ティッシュが手放せない。
大事な時に止まらないくしゃみ。
「なんでこんなに出るの?」と困っていませんか?
鼻水やくしゃみを抑える薬の仕組みを、現役薬剤師ができるだけ分かりやすく説明します。
鼻水・くしゃみはなぜ出るの?

これから花粉症で鼻水やくしゃみが出る仕組みを、イラストで分かりやすく解説しますね。


花粉が体の中に侵入してますね。
これからあの辛い症状が始まるんですね…

花粉症って辛いですよね…
実際に体の中では何が起きているのか、ズームインしてみましょう!


免疫細胞が花粉を敵だと思って反応していますね。

そうなんです!
花粉そのものが悪者というより、人によっては免疫が過剰に反応してしまうんです。

じゃあ、花粉症じゃない人も花粉は入ってきてるけど、過剰反応していないってことですか?

その通りです!
花粉症は、花粉に対して免疫が強く反応しすぎることで起こるんです。


花粉が指名手配されていますね。
でも、さっき捕まえてたのになんで…?

これは、次に同じ花粉が入ってきたとき、もっと早く強く反応できるように備えているんです。

相手が細菌やウイルスだと役立つ仕組みだけど、花粉だと花粉症を起こしやすくしてしまうんです。


なんか出てきた!
このヒスタミンって何ですか?

体の中に入ってきた異物を外に出そうとしたり、排除したりする物質のことです。


ああ、いけない!
ヒスタミンが鼻水の蛇口を捻ってる…
そんなことしたら…


なるほど…
こういう流れで鼻水が出るんですね…

そうなんです。
鼻水は、入りこんだ花粉を外に出すための反応なんですよ。

実は、風邪やインフルエンザの鼻水も、基本は似た仕組みなんです。
鼻水の薬はどのように効くの?

こらから鼻水やくしゃみに効く薬の仕組みを、イラストで分かりやすく解説しますね。


鼻水の薬を飲んでいますね。
体の中で薬がどのように反応しているか見てみましょう!


薬のおかげで、ヒスタミンが鼻水の蛇口に近づけていない。
そうなると…?


鼻水が落ち着きましたね!一安心です。

鼻水が長引くと辛いですから、良かったですよね。
ちなみに今回紹介した薬は、抗ヒスタミン薬やH1ブロッカーと呼ばれています。

実は目薬にも使われていて、目のかゆみを抑える働きもあるんです。
👇目のかゆみに効く仕組みは、以下の記事で分かりやすく解説しています。
眠くなりやすいタイプと眠くなりにくいタイプがあるのはなぜ?

同じ鼻水の薬でも眠くなりやすいタイプと
眠くなりにくいタイプがあるのはなんでですか?

その違いは、脳に入りやすい薬なのか、入りにくい薬なのかという点にあります。

実際にイラストで見てみましょう。


この血液脳関門というのは、血液中の物質が脳へむやみに入らないようにする“脳の関所”です。

脳を守るため、多くの薬はここを簡単には通れないんです。

でも、通れていますよね?

そうなんです。
なので、このタイプの薬は眠くなりやすいんです。


今度は薬が“脳の関所”を通れていませんね。
てことは…?

そうなんです。
このタイプの薬は眠くなりにくいんです。

でも、なんで鼻水の薬が脳に入ると眠くなるんですか?

いい質問ですね!
それについては別の記事で分かりやすく説明しています。
👇鼻水の薬はなぜ眠くなりやすいのかはこちら
注意が必要な人

今回紹介したヒスタミンを抑える薬は、比較的安全で多くの花粉症薬に使われています。
ただし、注意点もあります。
こんな方は必ず相談を
✔ 妊娠中・授乳中の方
✔ 小児(年齢制限あり)
✔ 車の運転をする方(眠気の可能性)
✔ 前立腺肥大症の方(尿が出にくくなる可能性)
✔ 緑内障の方(眼圧に影響の可能性)
該当する方は、必ず医師・薬剤師へ相談しましょう。
商品を比較したい方へ
ヒスタミンをブロックするタイプの主な成分には、次のようなものがあります。
商品比較に役立てていただけると幸いです。
- クロルフェニラミン
- ジフェンヒドラミン
- クレマスチン
- ロラタジン
- セチリジン
※商品によって配合成分は異なります。
まとめ
✔ 鼻水・くしゃみはヒスタミンの働きによる反応
✔ ヒスタミンをブロックする薬で抑えられる
✔ 眠気が出ることがある

つらい症状の仕組みを知るだけでも、薬選びはぐっと楽になります。
⚖ 免責事項
本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、
特定の症状に対する診断・治療を行うものではありません。
症状や体質によって適した薬は異なります。
不安がある場合や症状が改善しない場合は、
医師・薬剤師にご相談ください。
医薬品の使用にあたっては、必ず添付文書およびパッケージの注意事項をご確認ください。

