鼻水・くしゃみが止まらない…その原因と薬の仕組みを薬剤師がやさしく解説

ティッシュが手放せない。
大事な時に止まらないくしゃみ。
「なんでこんなに出るの?」と困っていませんか?

鼻水やくしゃみを抑える薬の仕組みを、現役薬剤師ができるだけ分かりやすく説明します。

鼻水・くしゃみはなぜ出るの?

ふく朗先生
ふく朗先生

これから花粉症で鼻水やくしゃみが出る仕組みを、イラストで分かりやすく解説しますね。

患者さん
患者さん

花粉が体の中に侵入してますね。
これからあの辛い症状が始まるんですね…

ふく朗先生
ふく朗先生

花粉症って辛いですよね…
実際に体の中では何が起きているのか、ズームインしてみましょう!

患者さん
患者さん

免疫細胞が花粉を敵だと思って反応していますね。

ふく朗先生
ふく朗先生

そうなんです!
花粉そのものが悪者というより、人によっては免疫が過剰に反応してしまうんです。

患者さん
患者さん

じゃあ、花粉症じゃない人も花粉は入ってきてるけど、過剰反応していないってことですか?

ふく朗先生
ふく朗先生

その通りです!
花粉症は、花粉に対して免疫が強く反応しすぎることで起こるんです。

患者さん
患者さん

花粉が指名手配されていますね。
でも、さっき捕まえてたのになんで…?

ふく朗先生
ふく朗先生

これは、次に同じ花粉が入ってきたとき、もっと早く強く反応できるように備えているんです。

ふく朗先生
ふく朗先生

相手が細菌やウイルスだと役立つ仕組みだけど、花粉だと花粉症を起こしやすくしてしまうんです。

患者さん
患者さん

なんか出てきた!
このヒスタミンって何ですか?

ふく朗先生
ふく朗先生

体の中に入ってきた異物を外に出そうとしたり、排除したりする物質のことです。

患者さん
患者さん

ああ、いけない!
ヒスタミンが鼻水の蛇口を捻ってる…
そんなことしたら…

患者さん
患者さん

なるほど…
こういう流れで鼻水が出るんですね…

ふく朗先生
ふく朗先生

そうなんです。
鼻水は、入りこんだ花粉を外に出すための反応なんですよ。

ふく朗先生
ふく朗先生

実は、風邪やインフルエンザの鼻水も、基本は似た仕組みなんです。

鼻水の薬はどのように効くの?

ふく朗先生
ふく朗先生

こらから鼻水やくしゃみに効く薬の仕組みを、イラストで分かりやすく解説しますね。

ふく朗先生
ふく朗先生

鼻水の薬を飲んでいますね。
体の中で薬がどのように反応しているか見てみましょう!

患者さん
患者さん

薬のおかげで、ヒスタミンが鼻水の蛇口に近づけていない。
そうなると…?

患者さん
患者さん

鼻水が落ち着きましたね!一安心です。

ふく朗先生
ふく朗先生

鼻水が長引くと辛いですから、良かったですよね。
ちなみに今回紹介した薬は、抗ヒスタミン薬やH1ブロッカーと呼ばれています。

ふく朗先生
ふく朗先生

実は目薬にも使われていて、目のかゆみを抑える働きもあるんです。

👇目のかゆみに効く仕組みは、以下の記事で分かりやすく解説しています。

眠くなりやすいタイプと眠くなりにくいタイプがあるのはなぜ?

患者さん
患者さん

同じ鼻水の薬でも眠くなりやすいタイプと
眠くなりにくいタイプがあるのはなんでですか?

ふく朗先生
ふく朗先生

その違いは、脳に入りやすい薬なのか、入りにくい薬なのかという点にあります。

ふく朗先生
ふく朗先生

実際にイラストで見てみましょう。

ふく朗先生
ふく朗先生

この血液脳関門というのは、血液中の物質が脳へむやみに入らないようにする“脳の関所”です。

ふく朗先生
ふく朗先生

脳を守るため、多くの薬はここを簡単には通れないんです。

患者さん
患者さん

でも、通れていますよね?

ふく朗先生
ふく朗先生

そうなんです。
なので、このタイプの薬は眠くなりやすいんです。

患者さん
患者さん

今度は薬が“脳の関所”を通れていませんね。
てことは…?

ふく朗先生
ふく朗先生

そうなんです。
このタイプの薬は眠くなりにくいんです。

患者さん
患者さん

でも、なんで鼻水の薬が脳に入ると眠くなるんですか?

ふく朗先生
ふく朗先生

いい質問ですね!
それについては別の記事で分かりやすく説明しています。


👇鼻水の薬はなぜ眠くなりやすいのかはこちら

注意が必要な人

ふく朗先生
ふく朗先生

今回紹介したヒスタミンを抑える薬は、比較的安全で多くの花粉症薬に使われています。
ただし、注意点もあります。

こんな方は必ず相談を

✔ 妊娠中・授乳中の方
✔ 小児(年齢制限あり)
✔ 車の運転をする方(眠気の可能性)
✔ 前立腺肥大症の方(尿が出にくくなる可能性)
✔ 緑内障の方(眼圧に影響の可能性)

該当する方は、必ず医師・薬剤師へ相談しましょう。

商品を比較したい方へ

ヒスタミンをブロックするタイプの主な成分には、次のようなものがあります。

商品比較に役立てていただけると幸いです。

  • クロルフェニラミン
  • ジフェンヒドラミン
  • クレマスチン
  • ロラタジン
  • セチリジン

※商品によって配合成分は異なります。

まとめ

✔ 鼻水・くしゃみはヒスタミンの働きによる反応
✔ ヒスタミンをブロックする薬で抑えられる
✔ 眠気が出ることがある

ふく朗先生
ふく朗先生

つらい症状の仕組みを知るだけでも、薬選びはぐっと楽になります。

⚖ 免責事項

本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、
特定の症状に対する診断・治療を行うものではありません。

症状や体質によって適した薬は異なります。
不安がある場合や症状が改善しない場合は、
医師・薬剤師にご相談ください。

医薬品の使用にあたっては、必ず添付文書およびパッケージの注意事項をご確認ください。

参考文献

  1. 日本アレルギー学会:花粉症の基礎知識
  2. 厚生労働省:花粉症対策について
  3. アレジオン20 エスエス製薬公式HP
  4. フェキソフェナジンRX 添付文書 大昭製薬


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