ドリエルとは? 効果・仕組み・注意点を薬剤師がやさしく解説

「なかなか寝つけない」
「眠りが浅くて、朝すっきりしない」

そんなときに気になるのが、市販の睡眠改善薬です。

ただ、睡眠改善薬と聞くと、
「本当に眠れるの?」
「どういう仕組みの薬なの?」
と気になる方も多いと思います。

まずは、体の中でどんなことが起きているのかを、イラストでわかりやすく見ていきましょう。

眠れないのはなぜ?

ふく朗先生
ふく朗先生

不眠には、生活習慣やストレス、体内の働きなど、さまざまな原因があります。

ふく朗先生
ふく朗先生

今回はその中でも、今回のお薬に関係する「体の中の仕組み」に注目して、イラストを使ってわかりやすく解説していきますね。

患者さん
患者さん

寝付けない夜って辛いですよね…

ふく朗先生
ふく朗先生

寝付けないと焦ってしまい、余計眠れなくなることありますよね。

ふく朗先生
ふく朗先生

そんな時、体の中では何が起きているのでしょうか?
実際にズームインして見てみましょう。

患者さん
患者さん

先生、このヒスタミンって何ですか?

ふく朗先生
ふく朗先生

ヒスタミンというのは、脳の覚醒などの役割をもつ、大切な物質です。

患者さん
患者さん

でも、そのヒスタミンが目覚ましみたいに働いて、眠れなくなるんですよね?

ふく朗先生
ふく朗先生

その通りです。
本来は必要な物質ですが、働きすぎると今回のように眠れない原因にもなります。

睡眠改善薬はどうやって効く?

ふく朗先生
ふく朗先生

では、市販の睡眠改善薬を飲むとどうなるのか見てみましょう。

患者さん
患者さん

睡眠改善薬のおかげで、ヒスタミンが目覚まし時計に近づけていないですね。
そうなると、、、?

患者さん
患者さん

良かった〜
無事、眠れましたね!

ふく朗先生
ふく朗先生

眠れない夜は辛いですから、お薬が効いてくれて良かったですよね。

実は鼻水の薬と同じ成分!?

ふく朗先生
ふく朗先生

ちなみに今回のお薬は、鼻水の薬の「眠くなる副作用」をあえて利用したものなんです。

患者さん
患者さん

え、そうなんですか!?
じゃあ、鼻水の薬って全部眠くなるんですか?

ふく朗先生
ふく朗先生

眠くなりやすいものもありますが、
眠くなりにくいよう改良された薬も多いですよ。

患者さん
患者さん

たしかに、眠くなるものとならないものがありますよね。
でも、なんで違うんだろう…?

ふく朗先生
ふく朗先生

その仕組みは、以下の記事でイラスト付きでわかりやすく解説しています。
「どう効くの?」「注意点は?」といった疑問にも答えていますので、ぜひご覧ください。

この薬が向いている人・向いていない人

ふく朗先生
ふく朗先生

睡眠改善薬は便利な薬ですが、「眠れない人全員に向いている薬」ではありません。

こんな人には向いています

  • 最近だけ寝つきが悪い
  • 一時的に眠りが浅い
  • ストレスや生活リズムの乱れで、ここ最近だけ眠りにくい

このように、一時的な不眠なら、睡眠改善薬が役立つことがあります。

こんな人には向いていません

  • ずっと不眠が続いている
  • 毎日のように眠れない
  • 不眠以外にも気になる症状がある

こうした場合は、市販薬だけで何とかしようとするより、一度医療機関を受診した方が安心です。

ふく朗先生
ふく朗先生

睡眠改善薬は、
短期間の「ちょっと眠れない」に使う薬
と考えるとイメージしやすいでしょう。

今回ご紹介した成分

・ジフェンヒドラミン

代表的な成分はドリエルですが、ドリエル以外にも商品はあります。
ジフェンヒドラミンと書いていればドリエルと効き目に大きな差はありません。
ドリエルより価格を抑えられる可能性があるので、是非参考にしてください。

実は、花粉症の薬同じ成分!?

患者さん
患者さん

ドリエルって花粉症などの時に使う鼻水の薬と同系統の成分だと聞いたんですけど本当ですか?

ふく朗先生
ふく朗先生

本当です。
花粉症のとき、眠気は「ちょっと困る副作用」として感じますが、
睡眠改善薬では、その眠気をあえて役立てているということです。

ふく朗先生
ふく朗先生

花粉症のときなどに使う鼻水の薬については、以下の記事で分かりやすく解説しています。

👇鼻水・くしゃみに効く仕組みを知りたい方は、こちら

こんな方は必ず相談を

✔ 妊娠中・授乳中の方
✔ 小児(年齢制限あり)
✔ 車の運転をする方(眠気の可能性)
✔ 前立腺肥大症の方(尿が出にくくなる可能性)
✔ 緑内障の方(眼圧に影響の可能性)

該当する方は、服用する前に必ず医師・薬剤師へ相談しましょう。

まとめ

睡眠改善薬は、
ヒスタミンの働きを抑えて、眠りやすくする薬です。

実はこの成分、花粉症の薬にも使われています。
花粉症では少し困ることもある「眠気」を、今度は“役立つ作用”として利用しているんですね。

だからこそ、仕組みを知ると、
「なぜ眠くなるのか」
「どんな人に向いているのか」
がぐっと分かりやすくなります。

一方で、睡眠改善薬はどんな不眠にも使う薬ではありません。
一時的な不眠に使う薬だからこそ、長引く場合は別の原因も考えることが大切です。

自分に合いそうだと思った方は、商品比較記事もあわせてご覧ください。

⚖ 免責事項

本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、
特定の症状に対する診断・治療を行うものではありません。

症状や体質によって適した薬は異なります。
不安がある場合や症状が改善しない場合は、
医師・薬剤師にご相談ください。

医薬品の使用にあたっては、必ず添付文書およびパッケージの注意事項をご確認ください。

参考文献

  1. PMDA添付文書:ドリエル
  2. 日本睡眠学会:睡眠薬の安全で安心な使用法について



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